海外から見た呪い代行
海外にも「呪い代行」はあるのだろうか。
答えを言ってしまえば「YES」あるのである。
むしろ海外の方が呪いを誰かに頼む、という習慣は根付いている。
例えばアフリカや中南米ではブードゥーの呪術は生活に一部となっており、例えば健康の相談に呪術を用いることは我々が風邪をひいたときに医者にかかることとと同じ。
恋人とのトラブルで別れの呪術や復縁の呪術を頼むことも、これもまた別れのトラブルで警察や弁護士を頼ることと同じことなのだ。
アフリカや中南米といった国々、発展途上国だけではない。
アメリカやヨーロッパ、先進諸国でも呪いを生業にしているものは多い。古くからその地に宿る数々の魔術・西洋では魔女やWiccanの存在が中名である。
魔女、とあるが何も性別は女性とは限らない。本来は薬草などの知識に精通した者たちのことを指し、医者に準じたものだったそうだが、それがいつしか、その常人からすれば常識を超えた力、人を良くしたり悪化させたり、意のままに動かすその力を「呪い」とあらわしたのだろう。
現在でもこうした魔女Wiccanはその地その地の守り神となって家族の相談などを受けたりするとてもカジュアルな存在なのだそうだ。
インターネットで依頼する、という形式ばかりが目に付く呪い代行であるが、その実は昔からどの世界でも存在する不変な生業なのである。